映画三昧 – 柘植コーチ

…春はあけぼの。

やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。…

などと枕草子の冒頭を思わせるような温かい日が多く、今年は例年より春早めにやってきそうですね。この調子だと雪解けも早く、テニスシーズンの始まりも早そうで、なんだかワクワクしてきますね。

さて、今回観た映画はクリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」実話に基づいた作品です。クリント・イーストウッドと言えば、僕には「ダーティー・ハリー」シリーズがパッと頭に思い描かれ、渋くてかっこいい俳優といったイメージですが、監督としてもなかなかなものですね。監督としてアカデミー賞を「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」など2回受賞していますしね。今回のアカデミー賞では、6部門にノミネートされながら音響編集賞のみの受賞となりました。本命不在と思われたので、僕の中では一押しでしたが残念な結果でした。

国や自分の家族を守るために必死で戦うことと実生活のギャップや後遺症に悩んだ上新たに生きていく道を探し出していく姿の描き方もとても良かったです。あと、砂嵐の中の戦闘シーンはハラハラ、ドキドキで迫力満点でした。

ということで、この映画の評価は★×2.5(★×3満点中)です。今中東で起きているISILの問題の発端も理解でるので一度見ておいた方がいい作品です。