【第30回】板倉コーチの観察日記
2016.10
【パパの挑戦日記】番外編
今年の7月31日(日)に釧路湿原マラソン大会(30km)に挑戦しました! 去年から40歳を機に老いへの抵抗で、マラソンに挑戦しています! 釧路へは前日入りして、釧路名物「スパカツ」を食べに行きました。「スパッと勝つ」と験担ぎの意味があるらしいです…。大会当日は雨模様でテンションが下がるばかり…。 AM7:00過ぎに陸上競技場に到着した時は、バケツをひっくり返したような土砂降りで、カミナリが鳴り響く天候になっていました…。 傘を差してもずぶ濡れになる土砂降りの中、受付でエントリーを済ませて、そこにいたボランティアのおじいちゃんに「中止ですかね?」と尋ねると「勿論!スタートまでには止むからやりますよ!」と笑顔で答えてくれました…「マジか!?もうスタートまで1時間足らずなのに…。」
スタート時間が近づくにつれて小雨になっていき、10分前にはドンヨリしていましたが、すっかり雨は止んでいました!おじいちゃんスゴイです! いよいよスタート地点、どんどん気温が上がり、ものすごい蒸し暑さ、スタートする前から喉が渇く…。
音楽隊のセレモニーの後スタートしました!初めの給水所は5km先!喉が渇いたよ…。陸上競技場を出発して釧公大の前を通過!いまだに団子状態!ようやく第1給水所に到着。生まれて初めての給水!走りながら水を飲むが、気管に入りむせ返る。思うように飲めず…。次は10キロ付近。次はしっかり飲みたいっす!給水をしっかりする秘策はないものか考えながら街を抜けて新釧路川河川敷に入る。一直線に先が見えない約3kmの道のり。先頭は、はるか彼方…。マイペースを保ってひたすら走る…。すでに相当つらい…。
その後ようやく曲がり角。釧路湿原道路に入り、しばらく走ると坂道の頂上!そこからは湿原道路が一望!これまた一直線の道のり…。マジかよ~!?この直線約5km…。
ボーっとしながら坂を下るとようやく給水所!思わず立ち止まって水を飲み干す!秘策は何処へやら。その後の給水はすべて歩きながら給水する事となります。(これが秘策かな?)
しばらく走ると、前方を走っているランナーたちの歓声が聞こえるのです!?しかもその声はだんだん近づいてきます。まるで歓声のウェーブである。なんでだろー??すると反対車線前方から白バイが見え、その後ろには公務員ランナーの川内優輝!!真横を通り過ぎるときにガン見すると、黒光りしたしなやかな筋肉の細マッチョ、湿気の多いせいなのか髪に水滴が付き、空気を切って突き進む。川内選手の一歩は、僕の五歩くらいで空を飛んでいるかの様だった。「カッコイイ!」「惚れてまうやろ~!」と思った瞬間!僕も全力で「ヒューヒュー!」と叫んでいた。
そしてようやく折り返し地点。その後もひたすら来た道を走り続ける。ただただボーっとしながら…。
何とか走り切ってゴール!ゴール地点では、ボランティアの女子高生たちがランナーたちの疲れた足にエアサロンパスをしてくれていました。もちろん僕も全身エアサロンパスまみれにして頂きました。頑張った甲斐がありました!
記録は、3時間31分30秒 30km男子40歳代の部300位でした。
制限時間1分30秒遅れでしたが完走できました!本当に本当につらいレースとなりました。応援してくれたり、アドバイスをしてくれた方々に感謝感謝いたします!