世界一のテニス王国
2015.11
楽天ジャパンオープンは残念ながら錦織選手はベスト4に終わりましたが、大会は連日満員御礼!錦織ブームは健在です。ところで【世界一のテニス王国】は、何処の国でしょうか?男子では、ジョコビッチの「セルビア」でしょうか?デ杯で優勝したフェデラーとワウリンカを擁する「スイス」でしょうか?先日、日本テニス協会の畔柳会長(表彰式に登場)と、平木理化常務理事(1997年全仏オープン混合ダブルス優勝)が来札され、北海道テニス協会との情報交換会の後、一緒に会食をする機会がありました。歓談の中で、私は【世界一のテニス王国は?】と聞いてみました。答えは「フランス」と「スペイン」。世界のトップ選手を輩出する国ではなく、ランキング100位以内に10名以上の選手がいる事が理由です。特にフランスは多彩なプレースタイルの選手が多く、次々と新しい選手が登場します。フランスはジュニアの普及育成のプログラム(Play&Stay)や組織が素晴らしく、「日本も参考にしたい!」との話でした。日本テニス協会も第二の錦織ではなく、新しいスタイルの選手が100位以内に5名入る事が目標との事です。
かって日本の女子も伊達公子が活躍していた頃、100位以内に10名が入り、女子のテニス王国と言われた時代もありました。しかし私は、今でも日本が【世界一のテニス王国】だと思っています。日本の数多くのテニススクールが多くのテニス愛好家を育て、テニスが庶民のスポーツとして受け入れられているからです。平日の昼間から多くの女性がテニスを楽しんでいる国は、多分日本だけでしょう。